モスクワレポート Moscow 2013 Report

| コメント(0) | トラックバック(0)
  モスクワレポート Moscow 2013 Report

初の短期集中の大型ワークショップ in Mocow !!

ロシア、とっても素晴らしい国、素晴らしい仲間たち、大好きな場所がまたひとつ出来ました。

飛行機から眺めた真っ白な大地。
事前情報だと今年の冬は長くて、ロシアはまだ2月のようだと言っていたがそのとおり!

エアポート急行?からの景色は僕にとっては美しい白銀でした。(ロシアの人にとっては見飽きた日常)

今回主催をしてくれたのはモスクワのWild PlanetのAnastasiya(Nastya)とSerjo。


二人はモスクワの倉庫を借りて、スタジオに改造し、すぐ近くの中国茶屋と共同で使っているワンルームのオフィスでジャグリングショップも運営していてモスクワのフローアートの中心的な役割を担っています。

3年前にMCPのワークショップを開催したときにスタジオを開くことを決め、そこからWild Planetが始まったそうです。

到着して数日は吹雪く日もあったりして、町はまだ雪に覆われていて歩くときは雪(が踏み固められた氷)で滑らないように気をつけながら歩いたりしていたけれど、3,4日すると雪は雨に変わり、気温も少しずつあがって(といっても寒い)きて雪は徐々に解け始めました。

地下鉄の入り口にある暖気を逃さないようにするための手動ドアも撤去され、最終日には一般の道の雪は解け、春がもうすぐ、という気候になっていました。
冬から春への移り変わりを見ることができて運がよかった!

 

ワークショップは6時間の大型ワークショップで1時間ずつにわけ1日3クラス、2日で完結するコースを3グループ。
プラス2時間のマグネティックバトンクラスを開催しました。(内容が知りたい方はポイクラスアーカイブスへGO <新規ウィンドウで開きます>)

ポイチによるボディーバランス、リズムバランス、フットワークのエクササイズ、そしてストールの基礎、Poiscoreによるパフォーマンスの作り方のクラスは特に好評でした。
レベルの高い人、まだポイに振れて日が浅い人、多くの人が混在するのが短期ワークショップの難しいところですが出来るだけどのレベルでも得られることが多い内容を考えていきました。

今回の経験は今後の大きな財産になる、と思い予めワークショップの記録と参加者からのフィードバックを得る用紙を持って行っておいてよかったです。

余談ですがGoogle Driveでのノート管理は凄く便利!
PC上でポイノート更新(オフライン編集も可能)→クラウド自動更新→Nexus7に同期。→Nexus7を手元においてクラスを開催。
という流れ、プリントアウトする必要もないのでとてもはかどりました。Google 感謝。

また、参加者はモスクワ、サンクトペテルブルグを中心にロシア全土とリトアニア、ウクライナからも参加してくれて50名を超える大勢のスピナーのみんなが集まってくれました。
知っていたけどやっぱりロシアは凄いです。レベルが高いし、ポイ、ファイアーダンスにかける情熱が凄い!
教えに行きましたが、いっぱい刺激をもらいました。スパシーバ!(スパイシーバと聞こえてたけど正確にはスパシーバでした)

各グループの最終日はモスクワのファイアースポットでみんなでファイアーするという流れ。参加者みんなファイアーが大好き!

「Yutaはパイロ(花火)は良くまわすのかい?」

「実は回したことないんだよ。」

「何!じゃあ今日やろう!」

ということでパイロもやらせてもらいました。
壮快で気持ちよかった!物凄く丁寧にやり方を説明してくれて、計3回もパイロをやらせてくれたIvanに感謝です。


滞在期間中、ファイアージャムのほか、Wildplanetの3周年バースデーパーティもあり、そこに集まった人の多さにびっくり!


ファイアージャムもスタジオイベントも、多くの人が集まり、モスクワではパフォーマンスグループも多く本当に勢いがあります!
そんな彼らのエネルギッシュな日常の中に混ぜてもらい、日本でもこういう拠点となる場所が欲しい!
そう強く思いました。

カリフォルニアではフロースペースやバルカン、テンプルオブポイ。
ロシアはモスクワだけでもワイルドプラネットのほかにもいくつかスタジオはあるし、サンクトペテルブルグにもスタジオはあるらしい。
そして各国では大きなファイアーフェスティバルも開催されていて、イベントで増えた人口を育てるスタジオがありお店がある。

そうやってコミュニティーは育っています。

  

日本にはみんなが集まれるスタジオ(沼津にはある)や、大きなファイアーフェスティバルが現時点で無い。
これは他国と比べてかなり特殊な状況でどうにかしなきゃいけない課題だと思います。

スタジオを拠点としてワークショップを開催したり、ショーを作ったり、海外からのアーティストを呼んでコラボレーションしたり。
ポイ以外でもダンスや舞台の練習場として、また簡単なフォトスタジオ、ビデオスタジオもかねてそこからレッスン映像等を作成・配信したりする。
スタジオを使って活動をするための様々なアイデアは自分の中にあるし海外とのコネクションもたくさんある。
スタジオを持ちたい。これは自分自身次のプランとして真剣に考えて行きたい、そう思います。
そしてJFFも再開しなきゃです。

今回、ウクライナやEJCで会った友人たちともたくさん再会しました。
遠く離れているけどこうやって再開することを喜び合える仲間がいること、ポイを通じてそんな仲間が増えていくことはとても素晴らしい。

その仲間たち、中にはまだあったことのない友人もいますが、ワークショップ最終日に心のこもった最高のサプライズプレゼントを頂きました。

これです。

面白いけどこれの何が最高なの?

と思うかもしれませんが、実はオリジナルの映像は僕がまだ大学生の頃の2005年に撮ったものでその動画でこれです。

当時オーストラリアから帰ってきたばかりの頃はポイ仲間を探してもなかなかいませんでした。

自分の周りでポイを回す人が少なく、自分と同じレベルの仲間もほとんどいなかった。
いないならポイの魅力を発信して仲間を作らなきゃ!

という思いで、ジャグリングフェスティバルやファイアフェスティバルでこのパフォーマンスを行いました。
NFFでは

「ポイ革命を起こします」

と宣言して、ちょっとでかいこと言いすぎた、と思ってたあの頃。
しかし実際にインターネットの普及とともにこの映像によって世界各地でポイ革命は起きたようです。

日本で仲間を増やそうとやっていたことが知らない間に海外のポイ界にも火をつけ、その結果8年後の今、ロシアに招待されポイを教えたり、教えたみんなからお礼にこんな素敵な動画を作ってもらう、そんな日が訪れました。

サプライズがあるよ、といって部屋を暗くして流されたホントのサプライズ動画。
全身鳥肌もので涙がこぼれました、暗くてよかった!

ロシア人はみんな親切で人懐っこくて、そしてロマンチストです。
こういう心のこもったサプライズもそうだし、たくさんもらったプレゼントも手作りで心がこもっていて何度スパシーバを繰り返したことでしょう!

2008年,2010年に行ったウクライナ(ほぼロシア)でもそう感じましたが今回は滞在期間が長かったせいか、そのことをより強く感じました。

そしてワイルドプラネットの二人は参加者にもちゃんと卒業証書や記念の冠バッチを用意しているし、もてなしの心が凄いです。
自分も学ばなくては!と感銘を受ける日々でした。

遠い遠い異国の地だったロシア。
ポイ、そしてWildplanetの二人のおかげで今ではとっても近く、そして大好きな国の一つになりました。

ステファンと計画中の国際プロジェクトも非常に楽しみだし、ロシアで学んだポイの新しい可能性、ポイカルチャーを育てるための可能性、そして新しくできた仲間たち。

ポジティブなエネルギーで体中がいっぱいです!

もはやロシアに行くときの北京空港で乗り継ぎに失敗し、目の前で乗るはずだった飛行機が遠ざかっていく姿を見たときの、全身が浮きあがっていくような不思議な感覚、過去最悪の事態に直面した絶望の瞬間のことなんて夢のようです。

ええ。本当にあの時は目の前の景色が一変しました。。。

その話はまたいつか!

ロシアのいろいろ動画

関連リンク


comments powered by Disqus