Fire Photo Booth III : ファイアーフォトブース III with Profoto B1

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Fire Photo Booth III Album

428 Festival で開催したFire Photo Booth III の写真たち。今回の個人的なベストショットはアッキーさんのファイアージャンベバーンアウト。
独特の世界観が面白いです。

今回はテストを重ね、さまざまなシミュレーションを行いましたが、それでもやはりファイアーは生き物!ハードウェア側の性能限界と、くせを理解しつつ、炎の動き、そして演者の呼吸を読み取る撮影は本当に面白い!そして最高に難しい!

ポイカメラでは個人でのプロモーション撮影のご依頼、イベントでのフォトブース開催のご依頼等承っております。お気軽にお問い合わせください。

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技術背景

前回 Flowcampではスタジオ用の一般的なストロボを使用し、デフューザーなしの直あてで撮影しました。

問題点

・ 発行するたびにチャージに時間がかかる。=シャッターチャンスが限られる。
・ 直あてのためにギラギラした光になる。
・ 閃光速度が遅いため動きがぼやける。

今回は現存する最高の機材の一つProfoto B1をレンタルし撮影に望みました。

改善点

・ チャージの時間が早い。 = シャターチャンスの時にちゃんとシャッターを切れる。
・ 光量が強いためアンブレラを使用して柔らかい光にすることができる。
・ 閃光速度が早いため、動きがシャキッとする。

かなりいいレベルまで写真のクオリティが上がりました。

次のステップとして

・ 背景にもこだわったライティング、セッティング。
・ 光量の強い道具の時の素早い対応=カメラ本体のシャッター切り替えの流れを早くする。
・ F値追従のストロボを使用して安定した露出を得る=Einstein E640を購入する
・ 一人あたり2回ほど撮影をしてお互いに理解し合うことによりクオリティを上げる。

ということが考えられます。
またメインカメラが固定だったのですが、それがiPadに自動で転送・表示されていましたが、それだとあまり面白くない、全体図が表示されてしまうので、今後メインカメラは躍動感のある撮影のできるセットアップに、サブカメラで全体を抑えるようにしようと思います。

カメラのシャッターの切り替えのフローはニコンのD800の本体の設定がそもそも設計ミス。
バルブ撮影から突然1/200 以上の高速シャッタに切り替える撮影なんて他には無いのかもしれないけれど、キャノンであればCモードで対応できる。
でもニコンだとプロ向けのカメラでは何故かユーザー設定モードがダイヤルで切り替えることができません(そもそも削られている)。

キャノンはキャノンでストロボが後幕の精度が悪い、ワイヤレスにすると後幕にすらならないし、有線で後幕にしてもシャッターとストロボの間にギャップが出るので本格的なファイアー撮影に使用できません。

Profoto B1はリサイクルチャージの早さ、光量も一般的なレベルでは申し分ありませんが、それでも巨大な火を撮ろうとすると光量不足になります。
そして露出を変えるたびにストロボ設定を上下させる僅かな時間がファイアー撮影ではもったいない。
これを自動でできるのはPocket WIzard + Einstein E640のみ。しかし日本からは購入できない!
なんともモドカシイ状態です。

ファイアーに最も適したカメラ、機材はなかなか揃えることが叶いません・・・

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