Philippine Flow Fest 2014

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Photo by Derrick www.derrickianlim.com

フィリピンのフロウアーティストのフェスティバル、フィリピンフロウフェス 2014 ことPFF 2014に参加してきました!

今年で2回目となるフィリピン唯一のポイショップ、Planet ZipsのPaulinoを中心としてPFFチームが主催する、フィリピン唯一のフロウアートフェスティバル。

昨年は1日限りのイベントだったらしいのですが、今年は一気に3日間のイベントにボリュームアップし、参加者もマレーシア、シンガポール、韓国、日本、アメリカ、etc... よりいワールドワイドなイベントになっていました。

主催

Philippine で唯一のポイ関連ショップでポイ教室主催のPlanet ZipsのPaulinoが主催となり、昨年からチームで運営を行っているJamie, Gissel, Cha, を中心にオーガナイズを行っていました。
各方面でスポンサーを募ったり、メディアへの露出も積極的に行ったり、それぞれが物凄く活発に行動している素晴らしいチームです。


Paulino

会場

これまでPlanet Zipsがお世話になっていたというArts In the City 。
ヨガやダンスなどができるスタジオとオープンスペースが敷地内にある、開放的な雰囲気のとても居心地の良いカルチャーセンターです。

Arts in the Cityがオープンした当初、公園でポイをしていたところを偶然見かけたオーナーが気に入り、それ以来ここを拠点にPlanet Zipsは活動をしてきたそうです。こんな素敵な場所のオーナーと偶然知り合いになれるなんて羨ましい・・!

しかし残念ながらマニラの急速な発展に伴い商業施設として周辺の土地が再開発されるため、今年中にこの施設は無くなってしまうそうです。この場所ができてわずか数年で再開発されるマニラの勢いは凄いものがあります。その最後のお別れイベントの意味もあり、今回のイベントをここで開催することにしたそうです。

参加者

Planet Zipsの本拠地マニラのポイコミュニティー、同じくマニラで活動しているジャンベのコミュニティー、そしてセブ島のポイ、フープコミュニティーを中心にフィリピン各地から100名前後、そしてシンガポールのBornfireからも10名ほどが参加しており、そこにその他の海外ゲスト(アメリカ、マレーシア、韓国、ミャンマー、チェコ、日本)が加わり、150名程度がいたと思います。夜のショーは一般の参加者も多く、200名~300名はいたと思います。

イベント1日目

昼間はワークショップ、フィリピンの暑さは日に日に増していて外でのワークショップはかなりキツイのですが皆一生懸命にポイをしていました。

韓国のシンのワークショップはガンガンにピルエットさせているのでみな目が回っていました笑

夜は、スポンサーのひとつ、BNL ホステル(海外ゲストらが滞在している)の前の道でストリートパーティー!
スポンサーのイエローテールのワインも無料で振舞われ、DJもいました。

車も通る中、ストリートパフォーマンスが始まる(一応許可はとってあるらしいですが)大胆さ、開放的な雰囲気はさすが南国フィリピン。わいわいと自由な雰囲気の中、各国からの参加者の皆との交流しました。

そして偶然マニラで仕事をしている高校の同級生からFacebook上でコンタクトがあり、パーティーの最中に再会したりと、初日から濃厚な夜でした。

イベント二日目

昼間ワークショップ、夜はオープンステージが行われました。
初日は自分のワークショップが無かったため2日目からが本番、たくさんの人がワークショップを受けてくれました。

ピルエットのワークショップ、好評でした。

※Photo by Derrick http://www.derrickianlim.com/

PFF Open Stage

昨年はオープンステージとゲストショーを一日にまとめたため、ショータイムが4時間越えという凄い状態になったため、今年はショーを二日に分けたとのことでした。
ノンファイアーのパフォーマンスは室内で前半、ファイアーパフォーマンスは屋外で後半、という流れ。昨年Flow Campに参加してくれたAlvinがFlowCampのオープンステージが外と中で分かれていたのが良かった、という話をして真似たとのことで、こういう風にお互いのイベントで学んだことを生かしていくことはいいことだなぁと思いました。

前半は外から見にきたお客さんもたくさんいましたがファイアーは時間も遅かったため、ほぼコミュニティー内の参加者だけが残っているような感じでした。(途中で音響トラブルもあって押したのも理由のひとつだと思う)

3日目

土曜日ということもあり、参加者がかなり増え会場のデコレーションもより雰囲気を盛り上げるものになっていきました。

この日の夜がメインのGALAショー、海外のゲストもここでショーを行うことになっていて、僕の出番は最後でした。

イベント中もフィリピンのポイは2005年のYutaの動画から始まったんだ、みんな楽しみにしていたんだ、とPaulinoを初め多くの人に言われました。
ロシアでも同じことを言われました。そう言われるたび、自分ではない誰かのことを言われている気がして、自分で自分のパフォーマンスが不安になります。
皆に期待され、その期待に応えるだけのショーが出来るのだろうか。それだけの準備を出来ていないんじゃないだろうか。
いろいろな雑念が湧き上がるのですが、それらをなくして、今できる最高のショーをして、この場に招待してもらえたらことに感謝して、見る人にポイの魅力を届けよう。そういう風に思っていつも舞台に立つよう心がけています。
しかし、この日は舞台に立つ30秒前に「Yuta,もらった曲がどこにいったか分からなくなった!」と音響担当の人に呼び出され、あちこち走りまくって何とか音源を渡して本番を迎えたため、自然と肩の力が抜け、余計なことを考える余裕も無く無心で舞台に立つことができて良いパフォーマンスになりました(笑)

PFF GALA

なんとか無事にショーを終え、ゆっくりと皆と話をすることが出来る、と思ったらそこからフィリピンの記念撮影大会が始まりました。
フィリピン人は日本を含め他のどの国よりも自分撮りの記念撮影が大好き!他のパフォーマーも含め、ショーをした全員がターゲットで次から次へと一緒に写真とろう!といわれて写真撮影の時間が延々と続きました・・。

アジアで成長するFlow Art Community

フィリピンでは10年前から始まったポイのコミュニティー。最初のころの大きな目標だったイベントを昨年から開催することができるようになり、これからもっと大きなコミュニティーになるようにPaulinoが様々なアイデアを持って取り組んでいます。韓国ではShinが今年からKorean Flow Festを開催しようと頑張っています。シンガポールではXynがBornfireというフロウアートコミュニティーイベントを2006年から主催しています。ウラジオストクでは2012?からOgni Vostokaというファイアーフェスティバルを。アジア各国で毎年その勢いは増しているように感じます。海外を見るとみんな凄く勢いが在るように見え、日本は停滞しているように感じることもありますが、日本での最初のファイアーフェスティバルは9年前の2005年から、形は代わりながらも何とか毎年ファイアー&ポイコミュニティーのイベントは続いているので実は一番歴史が在る国かもしれません。
今年、来年、そして長い将来にわたって、アジアのコミュニティーの1つとして日本のコミュニティーがどう成長して、どうつながっていけるのか。
みんなで考え、みんなで盛り上げていきたいなぁ、そう感じています。

写真アルバム


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