Fire Drums 2010

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一ヶ月が過ぎましたが、ファイアードラムスレポートをついに書きます!

2010年ファイアードラムスは天候に恵まれ、過去最高のファイアードラムスでした。

美しいレッドウッドの森の中で開催されるファイアースピニングイベント。朝から晩までワークショップがあちこちで開催され、お店もファイアー道具のお店、ライトのお店、アクセサリーやお面のお店などあり、イベント会場はどこに行っても楽しい雰囲気です。

Annetaのワークショップは超エネルギッシュ。そして面白い。ず~っと笑ってました。

最初5人くらいで始まった僕のワークショップは最後はこんなに集まってくれました。みんな楽しんでくれていてほんとによかった!

会場は本当に遊び心に満ち満ちていて、みんな楽しいことをどんどんシェアしています。

スラックライン(つなわたり)を用意しているカップルがいてトーマスがはまってました。

「いっかいやってみて!楽しいから!」

といわれてやって僕も挑戦してみたら見事に綱が股間に命中しました・・・
初めての人にやらせるには縄が高すぎです。

そのほか木の調査や保護を仕事とする(といっていたと思う)プロの人が準備した木登りを体験できたり。

僕もてっぺんまで登りました。ロープで自動で登れると思ったら実は自力で登ってロープは安全のためのプロテクターでした。結構ハードだったけど頂上の景色は最高!

会場では暇をみてバランスポイの写真をとりまくってきました!

まさかのバランスポイ!取って置きの秘技をファイアードラムスで公開しアメリカをあっといわせてきました(笑
詳しい映像はPOITV CH3 バランスポイでどうぞ。

夜はドラムの音が鳴り響き、その中で世界中から集まったファイアーダンサーが自由に踊っています。

ファイアースペースは円形で一晩中エネルギーが円の中心に見かってそそがれています。円を描くことでつくるファイアーパフォーマンス、円形のステージもそのエネルギーの源になります。

華麗に舞う人、誰も見たことのないテクニックを披露する人、グループで作った振り付けを披露する人たち、面白い表情やジェスチャーで笑いを取る人。円の中で様々な個性的なパフォーマンスが同時に行われ、皆のびのびとパフォーマンスをしている空間がとても好きです。

ここに居るといろいろなことを感じ、成長できます。自分は自分でいいということを初日に思い、どんどんとポイが自由に広がっていくのを3日目の夜に感じ一晩中踊り続けました。ポイはこんなにも楽しいんだ!そう全身で感じ、全身で発信した夜。最高でした。

最後の夜から最終日にかけては霧がたちこめてとても幻想的な夜に。

これまであえてファイアーダンスにこだわらず、むしろ避けて「ポイダンス」を全面に考えていました。だけどFiredrumsですごすうち、ファイアーダンスの奥深さ、特別さを理解しました。他にも美しいダンスはたくさんある。ジャズでもバレエでも。だけどファイアーダンスはファイアーダンスのユニークさがある。振り付けをつくって踊ることも素晴らしいし、綺麗な踊り方を覚えることも素晴らしい。だけど、美しさを追求して本当に美しいと思える美しさにたどり着くことは難しいし、それはきっと自分の求めているものじゃない。

自分の内側からあふれる感情や思いと、自分の目の前にいる人たち、そして音楽と作る【今】この瞬間をつなげて表現するのが自分が今思う「踊る」って事なんだ。

そして踊ることをより強く・深く・そして感動的に増幅してくれるのが炎。より自由に表現の幅を広げるのがポイやダンスのスキルではあるけれど、一番の根っこの部分は自分自身の心。その全てがつながったとき、ファイアーダンスは人間の本能にダイレクトにつながる最高のアートになるんだ。

ポイは素晴らしい、楽しい。だけど自分はポイだけじゃなく、”ファイアーダンス”が好きなんだ、ということを初めて強く自覚しました。ファイアーダンスの文化を今まで以上に誇りに思える、そしてもっと進化していきたい。そう思う心が芽生えました。ファイアードラムス、機会があれば是非行ってください。そこにファイアーダンスの今があります。

Firedrums2010アルバム


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