カメラ購入を考えている人へ その3 レンズ

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今回は一眼レフカメラの一番の特徴、交換可能なレンズについてです。

初めて一眼レフを購入するときに良くレンズの話は聴くけどあまり意味がわかりません。
でもその意味が分かると何で一眼レフがあんなに綺麗な写真になるか、なんで普通と違う写真になるのかが分かります。

では例としてキットレンズの標準ズームレンズについて

 

EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS

EF-SとかISは各メーカーによってその意味するところが違うので、どのレンズでも共通のmm,Fについて解説します。

まず

焦点距離 (18 - 55mm)

という部分。これはレンズの焦点距離をあらわします。
この数値が大きくなるほど遠くの被写体を大きく捉えられ(望遠)、小さくなるほど広い画角で撮影できます(広角)。

二つ数字がありますが、これは一番ひいた状態で18mm、一番ズームにした常態で55mmということです。

※数字はセンサーのサイズが違うと撮影できる写真のサイズが変わります。フルサイズで撮るとより広角に、Aps-Cでとるとより望遠になります。

例: 左上から順番に 18mm, 170mm, 250mm

井の頭ポイ2009年7月喜界島合宿3日目喜界島合宿1日目

F値 (F3.5 - 5.6)

絞り値のことで、この数値が小さいほど明るいレンズ(大口径レンズ)であることを示します。明るいレンズには「ファインダーが明るく見やすい」「絞り開放時のボケが大きい」「シャッタースピードを上げられる」などさまざまなメリットがあります。

※海外では明るいレンズ、と言わず速いレンズ(Fast Lens)と言います。速いシャッタースピードでも写真が撮れるからという意味のようです。

※レンズの口径を焦点距離で割った数値の逆数のことをF値と言います。

例に挙げた標準レンズの場合は一番広角側でF3.5が最小、望遠側でF5.6が最小の値になります。

被写界深度

ピントが合って見える範囲のことをいいます。背景がぼけたような写真はピントが合って見える範囲が狭いので被写界深度が浅いと言います。逆に風景写真のように全体にピントがあったような写真は被写界深度が深いといいます。

F値が小さい(絞りを開放する)ほど浅く、F値が大きい(絞りを絞る)ほど深くなります。

 

Ft

これで一眼レフのレンズを見てなんとなくどんなレンズかが想像できるようになると思います。

F値が2.8よりも小さいものはズームの出来ない、単焦点レンズといわれるもので明るく、美しい写真が撮れる代わりにズームが出来ません。一長一短があるのでレンズがどんどんほしくなってしまいます・・・

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