===【2017.9月新情報】===
2017年現在、最新型のビジュアルポイ V4が発表され、解像度が最大200px、信頼性の高いハードウェア、リモコンなど他社に圧倒的な差をつけました。
特殊な用途が無い限りは現在ビジュアルポイ V4シリーズがおすすめです。
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ビジュアルポイ-Visual Poi, イグニスピクセルポイ-Ignis Pixel Poi, グラフィックポイ-Graphic Poi 比較 [1] [2] [3]
2016年より安定度抜群のVisual Poiの取り扱いを始めました。
最近問い合わせの多い、画像表示可能なプログラムポイについて、これまでに使用した使用感など、情報をシェアしたいと思います。
基本スペック比較
ピクセル数
それぞれのポイの名称にある通り、72であれば72個のLEDが片面についています。
基本的には2面にLEDが付いているのでLED数は倍ですが表も裏も同じ画像が表示されています。
Ignisの HDタイプの48と160についてはLEDが小さくなっていて、密度が高くより滑らかな画像表示ができます。
ただ現状色の再現度はイグニスは甘い印象です。
ソフトウェアのアップデートで色補正ができるようになってきましたがまだ若干ズレを感じます。
しかしこれもソフトウェアの内部を調整することで自分好みにカスタマイズすることもできます。
長さ
※画像はおおよその比較です。(ピクセルポイは同じ画像内、他のポイは別画像を合成したもの)
Ignis Pixel Poi 160HD > Graphic Poi Deluxe 72 >Ignis Pixel Poi 80 > Visual Poi 80> Ignis Pixel Poi 48HD
160HDは高解像度な分ほかよりも長く、細かな動きを行う目的で回すことはできません。
フィナーレやオープニングでのインパクトのある演出には最適ですが、これも160ピクセルの長さのぶん画像がゆがむので調整が難しいです。
Visualポイはほかよりも少し短くバランスがよく回しやすい印象でした。
ポイとして高度な動きも見せたい方は48HDがお薦め。
画像を単色の色やレインボーなどにして普通のルーティンを行った後、後半で画像やロゴなどを出す演出もできます。
アイデア次第でもっとも面白いことができるのは48HDだと思います。
質量
Ignis Pixel 160HD > Graphic Poi Deluxe 72 = Ignis Pixel Poi 80 >Visual Poi 80> Ignis Pixel Poi 48HD
48HD以外はどれもある程度重いです。長時間回すと腕が疲れてきます。
バッテリー容量・連続使用可能時間
これはどれも似通っています。
そもそもグラフィックを出すポイは演出目的での使用がメインなので練習やイベントでひたすら回して遊ぶ、という目的には作られていません。
ショーで使用することが目的なので、1時間も回せれば十分でしょう。
これは画像の種類によっても異なってきます。白味が強い画像を多用するとあっという間に充電が減っていきます。
逆に点滅したり、暗めの画像を使用すると長持ちです。
小さい室内で使用する分には画像の明るさを落としたものでも十分なので、うまく設定を調整すると長持ちします。
48HDについてはピクセル数が少ない分若干長持ちです。野外イベントで数時間使用しても大丈夫でした。
※通常の携帯電話などのように過放電防止機能がついていないので、充電がゼロになると復帰できません。つねに充電された状態を保つように気をつける必要が有ります。リチウムイオン電池はメモリー効果がないため、昔の充電池のように放電してから充電する必要ありません。継ぎ足し充電が可能でそちらのほうが電池にやさしいです。
USB端子
Ignis Pixel シリーズ, Visual Poi 80 : Micro USB
グラフィックポイ: Mini USB
どちらも一般的なケーブルですが、マイクロUSBはスマホ等に使用されているので自分がケーブルや充電器を持っていなくても人にかりやすいです。
ボタン・スイッチ
グラフィックポイ
メインスイッチのみ。つけるとその瞬間にプログラムが走り始めます。現在ボタンは押し込み式になっていて、パフォーマンス中にポイを持っても間違って電源をOFFにする心配がなくなりました。
しかしボタンが小さめのため、手の大きい人は親指では押し込めないです。
イグニスピクセルポイ
主電源がポイのトップ部分にあります。ここをONにすると、プログラム選択モードになりポイが緑と青、または赤に点灯します。青(または赤)LEDがカーソルで、それを3つある黒いボタンの上下で移動し、真ん中で決定、プログラムを起動させます。
タイムラインモードと、画像を単体で表示するモードがあり、それを選択・決定で起動する仕様です。決定ボタンをもう一度押すと選択モードに戻ります。
滅多なことではこのボタンを間違って押すことはありませんが、それでもポイ表面にあるので当たりどころが悪いとボタンを押してプログラムが停止する恐れがあります。
Visual Poi
スマートボタン1つで電源のON,OFF,プログラムの選択、起動を行います。ある程度押し込む必要があるのでポイを回している最中に誤作動する心配はありません。
またリモコンがあり、リモコンからプログラム起動が行えます。
耐久性・故障等
どこのメーカーも
「うちのポイは強い、ぶつけても壊れない」
と言っていますがそんなポイは存在しません。
これだけの精密部品がつまった道具を高速で回し、ぶつけるのですから、故障は覚悟した上で購入する必要があります。
分解のできるIgnis, Visualポイはどちらもネジ周りに負荷が集中するのでその部分を中心に亀裂が入ります。逆にネジではなく糊付けされているグラフィックポイは亀裂は入りませんが、中で不具合が生じた場合はメーカーに返送する以外修理できません。
ハードウェア的な故障だけではなく、中身のファームウェアのクラッシュはよく有りますし、基板のハンダが取れたり、海外からの運送中に傷が入ったり、説明書にない動きをみせることもあります。
最先端の道具を手探りで作成している現状、何が起こるかわかりません。
本番での冷や汗の出る失敗などを重ねてよくある不具合の対処方法や修理方法のノウハウは少しずつ溜まってきましたが、それでも何が起こるかわからない道具です。私よりプログラムポイに関する失敗経験談があるの人は、世界中を探しても製造者本人位だと思います・・・。いや、もしかしたら製造者より失敗談は多いかもしれません(笑)
修理・保証
製品保証
グラフィックポイは2年、その他のポイは1年ずつ製品保証がつきます。
到着してすぐの不良品は無償で交換品が送られてきますが、使用中に起きた故障や不具合については基本的に送料はユーザー負担で修理対応が行われます。
修理・交換の問い合わせ
各メーカーへの修理の問い合わせは英語、または現地の言語(ロシア語、スロバキア語、チェコ語)になります。
外国語で、昼夜逆転する時差もあるなか不具合の対応方法をメーカーに問い合わせするのは本当に骨が折れます。
私は各メーカーの担当者とすでに直接あっていて友人であるのでまだ気軽に連絡できるのですが、それでも大変です。
壊れていたといって簡単に返品交換できる距離ではないので個人での購入はリスクを伴います。
直接購入する方は自身の責任でご注文ください。
心配な方はポイショップで販売しているので、そちらからご購入いただければ代理での問い合わせ・交換対応を行っています。
「個人的に直接購入したのですが故障しました、そちらで修理交換してください」
という問い合わせはご遠慮くださいね・・・。(たまに本当に問い合わせが来ます)。
販売価格・納期
すべてのポイは受注生産でメーカー側も在庫を持っていることが少ない、少数生産の製品です。
最短でも1ヶ月、長い場合は半年ほど待つことも有ります。
また販売価格もドル・ユーロ・ルーブル・円それぞれのレートの動きで大きく変わってきます。
現在国内で正規販売を行っているのはポイショップでGraphic Poi, Ignis Pixel Poiのみですが、どちらも入金後1ヶ月以上かかります。Visual Poiに関しては現在納期未定のため商品ページからの注文は受け付けておりません。
その2 ソフトウェア比較 [1] [2] [3]