===【2017.9月新情報】===
2017年現在、最新型のビジュアルポイ V4が発表され、解像度が最大200px、信頼性の高いハードウェア、リモコンなど他社に圧倒的な差をつけました。
特殊な用途が無い限りは現在ビジュアルポイ V4シリーズがおすすめです。
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ビジュアルポイ-Visual Poi, イグニスピクセルポイ-Ignis Pixel Poi, グラフィックポイ-Graphic Poi 比較 [1] [2] [3]
2016年より安定度抜群のVisual Poiの取り扱いを始めました。
それぞれのポイにプログラムを入力するためのソフトウェアについて比較します。
プログラムできるポイの心臓部分はソフトウェア。
ソフトウェアの仕様によって、ユーザー側からのアプローチが変わってきます。
パフォーマンスを作る際、どのような場合でも音楽、そして時間の流れを把握する必要があるのでプログラムにも音楽を聞いて、きっかけ、振り付けを当てはめる作業は必須です。
渡しの場合はポイ用のソフトウェアについてく簡易の音楽ソフトですべてを行うのは難しいので、餅は餅屋で音楽専用ソフトを使用してます。そのためそれぞれのソフトウェアで音楽が解析できるとか、波形が見えるとかというのは正直おまけ程度のものです。
難易度
ユーザーインターフェイスが優れているのはIgnis Pixel Poi と Visual Poiで、取り込む画像も自動で適正な長さに補正してくれます。適当にドラッグアンドドロップしても使えるのでプログラムが慣れていない人でも比較的使用しやすい作りになっています。
ただ、細かいタイミングを指定したりする場合はVisual Poi はドラッグアンドドロップのみで、数値の細かな指定ができないので難しいです。Ignis Pixel Poi、Graphic Poiは時間を入力してタイミングを細かく指定できるのでより繊細なプログラムが出来ます。
対応OS
すべてWindowsに対応しています。MacはVisual Poiのみ対応しています。 iOSやAndroidには今のところ対応していません。
各種機能
音楽の読み込み、再生タイムライン表示
【対応機種】[ Graphic Poi グラフィックポイ][ Visual Poi ヴィジュアルポイ]
パフォーマンスに使用する音源を読み込み、再生させることができます。
波形を表示させ、きっかけとなる部分を探して時間を確認しながらプログラムできます。
しかし専用の音楽ソフトを使っている人にとっては必要な機能が殆ど実装されていないので私が実際にタイムラインを作成するためにこれらを使用することはありません。
最終的な動作を確認するためのプレビュー用に使用することはできます。
表示画像のアニメーションプレビュー
【対応機種】[ Ignis Pixel Poi イグニスピクセルポイ][ Visual Poi ヴィジュアルポイ]
取り込んだ画像を回すとどうやって見えるのか、というプレビュー。これがあるといちいちポイにインストールした画像を回して確認しなくてもおおよその見え方が確認できます。
もちろん最終的なが色や大きさの調整は必要です。
明度調整
【対応機種】[ Graphic Poi グラフィックポイ][ Ignis Pixel Poi イグニスピクセルポイ]
画像の明るさ調整ができると、ショーの環境によって変更できるので便利です。また撮影をメインとする場合は明度をかなり落とさなければきれいな画像・映像にできません。
ただ明るさを変えることで色味も若干変わります。常に最高の状態で色を表現するためなのか、Visual Poiでは明るさは調節できず、一定です。
速度調整
【対応機種】[ Graphic Poi グラフィックポイ][ Ignis Pixel Poi イグニスピクセルポイ][ Visual Poi ヴィジュアルポイ]
画像の表示速度を調節できます。フェードアウト効果など、音楽に合わせたエフェクトをつくるときや、写真撮影の時にゆっくりと画像を表示したいときに使用します。
反転表示
【対応機種】[ Graphic Poi グラフィックポイ]
Graphic Poiのみの機能。画像を反転した状態でプログラムをポイに送ることができます。これによって、二人以上でパフォーマンスする際に対照的に画像を表示することができます。
他のソフトウェアだと、画像をそれぞれ左右反転させて2種類作り、タイムラインを別途作る必要があります。
テキスト入力
【対応機種】[ Ignis Pixel Poi イグニスピクセルポイ]
これはIgnis Pixel Poiのみの機能で、例えば Happy Birthdayといった文字を直接入力して作成することができます。他のポイだと画像を作成して画像として読み込む必要があります。
プログラムの規格
それぞれプログラムは保存して使いまわすことができます。
Grahpic Poi は簡単なCSVのテキスト形式で保存されます。このファイル内に画像フォルダのパスが含まれていますので、再度使用する場合は同じパスの場所に画像が存在する必要があります。
Ignis Poi, Visual Poiは画像タイムラインすべて含まれた独自規格のファイル形式で保存できます。どのPCで開いても同じプログラムを読み込めるファイルです。
またIgnis PoiはCSVテキストファイルでタイムラインを保存することもできます。これは画像番号と時間が含まれるファイルです。
CSVファイル形式の利点
誰にでもあり得る、パフォーマンスに関する事例として、音楽の順番の変更等の影響でタイムラインの始まりをずらす必要が出てくることが有ります。
10秒早めに起動させたり、30秒送らせて起動させたり、あるいは曲中に新しく20秒ほどの間奏がでてきたりということは日常茶飯事です。
その場合でも、CSVファイルでタイムラインを扱えるIgnis と A-Technologiesではエクセルを使用してタイムラインの変更が素早く行えます。
逆にこれができないVisual Poiは大変です・・・。
タイムライン・画像の数
これは圧倒的にIgnis Poiが多く、扱い方も便利です。
80枚の画像を個別に表示することもできますし、80枚をタイムラインに並べて曲に合わせて画像を入れ替えていくこともできます。そしてそれも10タイムラインまで作成可能です。
いくつかの画像だけ差し替えたい場合は、1枚ずつ指定して上書きすることもできます。
1枚だけ画像を表示させ色合いをチェックすることも容易です。
グラフィックポイは1つのタイムラインとして表示させることしかできません。そのため1枚だけ画像を差し替えたい場合でもすべてのプログラムを書き換えることになります。
ヴィジュアルポイは4つタイムラインを作ることができます。
ソフトウェアまとめ
現状ではIgnis Pixel Poiのソフトウェアが一番扱い易いです。
またフィードバックを送った後のアップデートも早く、これまで軽く10件を超えるフィードバックが反映されました。今後の進化も期待できます。
Visual Poiは唯一のMac 対応機種です。しかしタイムラインを数値で入力できないため、細かな修正がし難いのが難点。
Graphic Poiはエクセルと音楽ソフトウェアなしに扱うのは非現実的です。
※2016年に入りVisual Poi を本格的に使用しております。一般的な用途ではVisual Poi が非常に使いやすいです。ただし、音楽にぴったりと合わせたエフェクトを作ったり、複数人でコントロールする場合はVisual Poi のソフトウェアでは作業が複雑になります。
参考 A1ポイ&グラフィックポイを使用したパフォーマンス作成の長れ
ビジュアルポイ-Visual Poi, イグニスピクセルポイ-Ignis Pixel Poi, グラフィックポイ-Graphic Poi 比較 その3 写真・動画 [1] [2] [3]
ソフトウェア比較
Graphic Poi | Ignis Pixel Poi | Visual Poi | |
---|---|---|---|
難易度 | 難しい | 簡単 | 普通 |
OS | Windows | Windows | Windows, Mac |
音楽の読み込み | 有り | なし(アップデートで対応予定) | 有り |
タイムラインのプレビュー | 有り | なし(アップデートで対応予定) | 有り |
表示画像のアニメーションプレビュー | なし | 有り | 有り |
画像反転効果 | 有り | なし | なし |
テキストの直接入力 | なし | 有り | なし |
プログラムのリピート再生 | なし | 有り | 有り |
画像サイズの自動調整 | なし | 有り | 有り |
最小の時間単位 | 1/1000秒 |
1/100秒 |
1/100秒 |
タイムラインの作成方法 | 表示開始時間の指定 | 表示長さの指定 | ドラッグアンドドロップ |
データの保存形式 | csv | ipp(独自規格),csv | vpp(独自規格) |
明度調整 | 有り | 有り | なし |
表示速度調整 | 有り(4段階) | 有り (1倍~100倍) | 有り(0.5倍~3倍) |
ソフトウェアのアップデート頻度 | 低 | 高 | 低 |
プログラム数の制限 | 1タイムライン、63ステップのプログラム | 10タイムライン、各タイムラインで無限にプログラム可能合計80枚の画像を登録可能。 80枚の中からプログラム作成 |
4タイムライン 合計1万画像まで使用可能 |